相模鉄道は2日10時から、相鉄線相模大塚駅構内にて、踏切事故を想定した異常時総合訓練を実施する。乗客の避難誘導、関係各所への連絡通報、負傷者の救出と復旧作業などの訓練を行い、関係者間の連携強化と事故処理技能の向上を図る。

昨年度の異常時総合訓練の様子

今回の訓練では、「瀬谷~大和間の踏切で急行がトラックと衝突し、列車が脱線した」という事態を想定。列車の車両床下から発煙があるほか、一部の車両機器、電車線、線路が破損し、踏切警報機、安全柵が損壊。衝突したトラックは、上り線路側に跳ね飛ばされて破損・発煙。列車内の乗客数名が負傷するとともに、トラックの運転手が運転席から投げ出され、列車の下敷きとなった……など、リアルな事故状況を設定する。

訓練には相模鉄道社員に加え、大和市消防本部と大和警察署も参加。参加人員は総勢約355名になる見込みだ。