三菱自動車は30日、中国における車両生産・販売会社である広汽三菱汽車有限公司(広汽三菱)が、本格オフロードSUV「パジェロスポーツ」の現地生産・販売を開始したと発表した。
広汽三菱は、2012年9月に会社設立・営業開始後、最初の生産車種として「ASX」(日本名 : RVR)を投入。今回、パジェロスポーツを新たに投入することで、中国自動車市場の中でも特に伸張著しいSUVの商品展開を強化し販売拡大を図るとのこと。
三菱自動車は、2011年1月に公表した2013年度までの中期経営計画「JUMP 2013」において、その事業戦略の柱の一つとして「新興市場への経営資源の集中」を掲げている。世界の自動車市場を牽引する中国において、今後も魅力的な商品を生産・販売し、多様化する市場のニーズに対応していくことで、三菱自動車ブランドの確立・向上に向け、事業強化を図っていくとしている。