イードはこのほど、「音楽と楽器に関する調査」の結果を公表した。同調査は、学校の授業とは別に楽器演奏の経験を持つ30代から60代の男性を対象に、8月14日から16日にかけてインターネット調査で実施。800名からの回答を得た。
ピアノは習わされ、ギターは自ら習得
「学校の授業とは別に楽器演奏を始めた年齢」を聞くと、大半が10代(63.5%)となった。また、10歳未満からを合わせると82.4%となり、ほとんどの人が、若い頃から楽器演奏をしていたことがわかった。
演奏したことのある楽器は、どの世代でも上位3位が「ピアノ」「アコースティックギター」「エレキギター」となり、人気順位は世代によって異なる結果となった。さらに、その世代で突出して人気の高い楽器もあり、40代は「エレキベース」や「ドラム」。60代は「ハーモニカ、ブルースハープ」や「ウクレレ」の人気が高かった。
「楽器演奏を始めたきっかけ」について、楽器別に聞いた。ピアノは「親に習わされた」(58.1%)、アコースティックギターは「演奏したい曲があった」(45.3%)、エレキギターは「好きなミュージシャンがいたから」(45.1%)がトップとなった。ピアノは受動的である一方、ギター系は能動的なきっかけが多い。
世代で大きく異なる青春の思い出
「青春の思い出となっているミュージシャン」は世代によって大きく異なった。60代は「ビートルズ」、50代は「吉田拓郎」、40代は「サザンオールスターズ」、30代は「Mr.Children」が人気を集めていることがわかった。
約9割が楽器演奏再開を希望
「今でも楽器を演奏しているか?」と聞いたところ、4分の3以上(76.6%)は「現在楽器演奏をやめてしまっている」と回答。しかし、一方では「できれば演奏してみたい」と回答した人が約9割(87.7%)にのぼり、楽器演奏の再開やスタートに前向きになっていることがわかった。
楽器演奏をあらためて始めるとしたら、「やるからにはうまくなりたい」という回答が88.5%に達し、ほとんどの人が上達を目的としていることがわかった。また、72.8%が「基礎から学び直したい」と回答しており、高い意識で臨もうとする人が大半を占めた。さらに、大人向けの音楽教室に興味のある人は4割以上(42.9%)にのぼった。
同調査では、このほかに「チャレンジしたい楽器」「楽器を演奏することによって得られるメリット」「通いたい音楽教室」などについて質問している。詳細は同社のWEBサイトで閲覧することができる。