楽天は27日、ジェーシービー(以下、JCB)とスマートフォン決済サービス「楽天スマートペイ」において加盟店契約を締結し、2013年秋より、国際ブランド「JCB」「American Express」など、クレジットカード4ブランドの取り扱いを新たに開始すると発表した。

楽天スマートペイにおいて、現在利用可能なクレジットカードは「Visa」「MasterCard」「楽天カード」の3ブランド。今回の契約により、国際ブランド「JCB」「American Express」「Diners Club」「Discover」の4ブランドが加わり、クレジットカードの主要な国際ブランドすべてが利用できるようになる。

「JCB」は、日本発の国際ブランドで、国内のクレジットカード決済において高いシェアを誇る。「American Express」と「Diners club」は、世界的に高いブランドイメージを持つプレミアムカードとして位置づけられている。また、「Discover」は、インバウンド利用者が多数保有することで知られている。

これらの国際ブランドが楽天スマートペイで利用可能になることで、スマートフォン決済が行える加盟店が拡大。国内だけでなく海外利用者についてもショッピングの幅が拡がり、クレジットカード決済の利便性が向上すると見ている。一方、加盟店においては、クレジットカードの利用が加速することで、売上増加の機会が創出されるとしている。

楽天スマートペイ加盟店では、楽天が行う所定の審査後、2つのアクワイアラ(楽天カードおよびJCB)による加盟店審査が実施される。国内法令、ガイドライン遵守はもちろん、アクワイアラが行う独自の高い加盟店審査基準を通過した加盟店が、楽天スマートペイ加盟店となる。

両社は、今秋よりプロモーションやキャンペーンなどの共同施策を実施する予定。今後については、より便利で安全な決済環境を構築していくとしている。