お笑いコンビ・デニスの植野行雄が、松田翔太主演のフジテレビ系月9ドラマ『海の上の診療所』(10月14日スタート 毎週月曜21:00~21:54)にレギュラー出演することが26日、明らかになった。

ドラマ『海の上の診療所』にレギュラー出演する植野行雄

日本人とブラジル人のハーフの植野は、2010年6月に相方・松下宣夫とデニスを結成。自身の体験談を生かしたエピソードトークで"ハーフ芸人"という新たなジャンルを開拓し、バラエティ番組を中心に活躍の場を広げている。

植野が演じるのは、医師・瀬崎航太(松田翔太)が乗り込むことになる病院船「海診丸」の航海士・山中カルロス洋平。日系ブラジル人の役どころで、ブラジル人ハーフの植野に合わせたような設定となっている。運行計画の作成を担っているが、寺島進演じる船長・海藤進をひたすら持ち上げ、寂しがり屋の船長を気分よく仕事をさせるという"太鼓持ち芸人"のような役目を果たしている。

出演オファーを受けた当時を、「本当に驚きました。しかも、そのドラマが月9だなんて、この見た目でも『東京ラブストーリー』や『ロングバケーション』に心をときめかせていた僕には、本当に夢のような話です!」と興奮気味に振り返った植野。本作が初めてのドラマということもあって、「うれしい反面、もちろん不安な部分もたくさんあります。というのも、演技の経験はほとんどありませんし、お笑いの舞台でも、普段は演技を主体とした"コント"はしておらず、漫才ばかりをしているからです」と胸中を吐露。

それでも、「ハーフの芸人が、月9に出ることは、前例のない史上初のこと!」と自らを奮い立たせ、「共演する俳優さんたちに勉強させていただきながら、自分にしか出せない色を少しでも皆さまにお見せできるように頑張ります! そして、このドラマが大ヒットして、ブラジルに住むハトコまで届くことを願います!」と意気込んでした。