シャープは27日、ノートPC向けとなる15.6型サイズの4K2K IGZO液晶パネルのサンプル出荷を、9月より開始したことを発表した。2014年2月から、同社の亀山第2工場にて生産を開始する予定という。
今回の液晶パネルは、薄膜トランジスタの小型化が図れるとともに、光の透過率を向上させるIGZO技術の採用によって、ノートPC向けの液晶パネルとして初めて4K2Kの解像度を実現。静止画の表示時に液晶駆動電力を減らすIGZO液晶の特性とあわせて、高い省エネ性能を発揮することで、ノートPCのバッテリ駆動時間の延長にも貢献するとしている。また、タッチパネル対応の設計も可能。
サンプル出荷される液晶パネルの主な仕様は、画面サイズが15.6型、画素数が3,840×2,160ドット(QFHD、4K2K)、画素密度が282ppi。参考として量産中の液晶パネルは、画素数が3,200×1,800ドット(WQHD+)、画素密度が235ppi。