舞台『ピグマリオン』の制作発表会が26日、東京・渋谷区の新国立劇場で行われ、キャストの石原さとみ、平岳大、小堺一機らが出席した。
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左から、平岳大、石原さとみ、小堺一機 |
ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の原作である同舞台は、20世紀のイギリス階級社会を舞台に、1人の女性の成長を描く喜劇。下町に住む花売り娘のイライザ(石原)は、ある日、言語学者のヒギンズ(平)と出会う。ヒギンズから「訛りを治して上流階級の婦人のように仕立ててみせる」と言われたイライザは、舞踏会デビューに向けて彼の元で過ごすが――というストーリーで、舞台は11月13日から同劇場で公演予定。
発表会には、石原、平、小堺のほか、キャストの綱島郷太郎、増子倭文江、橋本淳、春風ひとみ、倉野章子と演出の宮田慶子、翻訳の小田島恒志が出席。主演の石原は「女性の演出家の下で、女性が主人公の物語をやりたかった。笑える部分もいっぱいあるし、人間らしく演じられたら」とあいさつし、「稽古が始まって2日間で1年分くらいしゃべってる。喉のケアと体力作りをしっかりやりたい」とセリフの多さに戦々恐々。「綺麗な言葉も汚い言葉も思いっ切り演じたい」と意気込む石原は、報道陣にどんな汚い言葉を使うのか？と聞かれ「人生で発したことがない言葉を使ってる。『くそっ!』って言ってます……」と恥ずかしそうに披露していた。
発表会終了後、報道陣の取材に応じた石原は、「可愛い女の子が素敵な女性になるという単純なストーリーじゃない。演じる方はファンタジーじゃ物足りないので、男と女のドロドロした人間愛が面白いです」と同舞台について熱弁。一方、イライザを教育するヒギンズ役の平は、役どころについて「マザコンで変人で結婚出来ない男という役柄に苦戦してる。僕は変な人じゃないですよ」と語ると、石原に「でも、ビックリするくらいピッタリです！段々、こういう人なのかな～って思うようになった」と返され苦笑い。平は石原の印象を「清楚なイメージしかない」と言いつつ、「下町言葉の時はキュートだけど下品さが出てる。さすがだな～」と明かし、報道陣の笑いを誘っていた。
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