PFUとEvernoteは9月26日(現地時間)、Evernoteを統合したドキュメントスキャナ「ScanSnap Evernote Edition」を発表した。Evernoteがコラボレーション製品を販売するEvernote Marketを通じて、米国、カナダ、日本で販売する。米国での価格は495USドルで、1年分のEvernote Premium(45USドル)が付属する。出荷予定日は10月25日となっている。

今年で第3回となるEvernote Conference(9月26日-27日、米サンフランシスコ)で「ScanSnap Evernote Edition」を発表するPFUの長谷川清社長とEvernoteのCEO、Phil Libin氏。

「名刺のスキャンは連絡先ノート」にチェック。このようにしておけば、スキャンしたドキュメントがEvernote上で種類別に自動的に整理される。

ScanSnap Evernote Editionでスキャンしたドキュメントは直接Evernoteに送られる。レシートや名刺、写真といったドキュメントの種類ごとに、ノートに自動分類するように設定することも可能。ドキュメントはEvernote上で分析処理されてすぐに検索可能になり、同じEvernoteアカウントで同期している他のデバイスでも利用できるようになる。また中小事業者向けサービスEvernote Businessでは、スキャンしたドキュメントを共有しているビジネスノートブックに直接送ることで、すぐにワークグループや組織全体に配布できる。

ScanSnap Evernote Editionの公開されているスペックはScanSnap iX500と同等だ。GIプロセッサを搭載。300dpiカラーで両面25ページ/分のスピードで読み取り、PDFファイルを作成できる。ローラーに重送エラーを抑止する原稿分離方式が採用されており、原稿が1枚ずつ高速かつ安定して送られる。インターフェイスはUSB 3.0とWi-Fi(802.11 b/g/n)。対応OSはWindowsとMac OSだ。

異なる種類のドキュメントでも、まとめてスキャン可能。ドキュメントはEvernote上で種類別に整理される。

濃いグレイに、グリーンのEVERNOTE EDITIONという文字が映える、ScanSnapとしてはポップな感じ。