モスバーガーを展開するモスフードサービスはこのほど、10月29日より全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)にて、ハンバーガーなどの定番商品を10円値上げする価格改定を行うと発表した。
品質維持のため、価格改定を決定
概要として、ハンバーガー、ホットドッグ、モスライスバーガー類の定番商品30品目、「モーニング野菜バーガーセット」など朝食セットメニューの一部5品目、プレミアムアイスコーヒーなどのドリンク類10品目を10円値上げする。その他のドリンク類およびサイドオーダー類、セット類(一部朝食セット除く)などは価格を据え置く。
今回、価格改定を行うメニューは、定番110品目中、45品目で40.9%にあたる。また、値上げ率は、フード類で約3.2%、ドリンク類で約4.0%となり、総売り上げベースでは約1.4%となるという。
主な価格改定は、次のとおり。「モスバーガー」320円→330円、「テリヤキバーガー」320円→330円、「ホットドッグ」280円→290円、「モスライスバーガー 海鮮かきあげ(塩だれ)」300円→310円。
<朝食セットメニュー>「モーニング野菜バーガーセット」360円→370円。<ドリンク類>「紅茶 レモン/ミルク」210円→220円、「プレミアムアイスコーヒー(S)」210円→220円、「同 (M)」270円→280円、「同 (L)」310円→320円。
同社によれば、昨今の原材料費の高騰、原油価格の高止まりに加え、円安の進行により食材・資材の調達費用は大きく上昇しており、こうした傾向は今後も続く見通しであるという。このような中で、管理コストの削減や物流の効率化などを積極的に進めてきたが、内部努力による吸収では賄いきれない状況となった。同社では、今後も商品やサービスの品質を維持するために価格を改定するとしている。