日産自動車は26日、東京・銀座の松屋銀座本店が10月9日より開始する「ニューヨークウィーク」に連動させ、同日より15日までの期間に同店1階特設広場にて「NV200ニューヨーク市タクシー」の量産仕様車を日本で初公開すると発表した。
同車は、ニューヨーク市による2年以上に及ぶ選考過程を経て、2011年5月に次世代のニューヨーク市タクシーとして選定。以降、『ニューヨークモーターショー』をはじめとする世界各地のモーターショーや、横浜にある日産のグローバル本社等にて、そのコンセプトモデルが公開されてきた。
米国では今秋の稼働開始に向けて、ニューヨーク市やタクシー会社、ドライバー、利用客をはじめとする関係者との継続的な議論、および、それに基づく商品のさらなる改善を行っており、2014年10月末に発売するとのこと。車両の生産はメキシコの同社クエルナバカ工場にて、8月より開始している。
なお、日本国内で先行してタクシーとしての販売を行っている「NV200バネットタクシー」は、「ユニバーサルデザイン賞」と「ユニバーサルデザイン コンシューマー・フェイバリット賞」を、自動車業界において初めて受賞。2012年3月には、国土交通省が認定する「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー」の1号車に認定されている。