パナソニックは9月26日、防滴・防塵などのタフネス設計のワイヤレススピーカー「SC-NT10」を発表した。発売は10月18日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は17,000円前後。
JIS保護等級IPX4相当の防滴と防塵、76cmの高さからの落下試験をクリアした耐衝撃性能、マイナス10度の低温で動作する耐低温などのタフネス性能を備えるBluetoothスピーカー。水に濡れた手で扱ったり、ちょっとした高さからなら落としたりしても問題ないため、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでも気軽に使用することができる。アウトドア向けのポータブルな筐体ながら、特定の周波数帯域を上げて再生できるブーストモードを搭載。人間の聴感特性上、増幅されやすい500Hz~2.5kHzの周波数帯域(ケンプエコー)のレベルを上げることで、室内より騒音が多い屋外でも迫力あるサウンドを楽しめるようになっている。
Bluetoothのバージョンは3.0で、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、対応コーデックはSBC。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応しているほか、内蔵マイクによるハンズフリー通話も可能となっている。また、NFC(近距離無線通信)にも対応しているため、同規格に対応するスマートフォンなどであればワンタッチでBluetoothのペアリングを行うことができる。
主な仕様は、アンプ部の実用最大出力が2W×2(1kHz、6Ω、ブーストモード)、スピーカーの形式が1Way・1スピーカーシステム(パッシブラジエーター型)で、スピーカーユニットのサイズがφ34cm、パッシブラジエーターのサイズがφ50mmとなっている。入力インタフェースは3.5mmステレオミニを搭載。
電源は外部電源ないし内蔵のニッケル水素充電池を使用する。内蔵充電池の使用可能時間はノーマルモード・Bluetooth接続時で約8時間、ブーストモード・Bluetooth接続時で約1.5時間。充電の所要時間は約5時間。サイズはW120×D120×H53.8mm、重量は約330gとなっている。