Valve Softwareは25日(現地時間)、同社が開発するリビングルーム向けOS"SteamOS"が動作するゲーミングマシン「Steam Machine」を発表した。2014年初頭にValveのほか、複数のメーカーから発売される予定だという。
同社では23日(現地時間)にLinuxベースのリビングルーム向けOS「SteamOS」を発表。近日中にあと2つの発表を行うことを示唆していた。その2つの発表のうちの1つが「Steam Machine」となる。
■「SteamOS」の発表記事はこちら
Valve、Linuxベースのリビングルーム向けOS「SteamOS」を近日公開
同社が公開したFAQによると、「Steam Machine」は2014年初頭に複数メーカーによって、異なるスペックや価格で発売される予定で、中にはValveがテストしている特定のモデルがあり「ハードウェアに対して最もコントロールが可能なことを望むユーザー向け」に開発されているという。このほかのモデルについては、サイズや価格、静かさなどの要因に最適化されるとしている。
また、Valveでは「Steam Machine」の発売に先立ち、Steamユーザーの中から300人をベータテスターとして選び、「Steam Machine」のプロトタイプを提供するという。300人のうち「30人より少ない人数」はこれまでのSteamコミュニティにおける貢献とベータ参加の記録に基づいて選出し、のこりは次の条件を満たしたユーザーからランダムに選ばれると説明する。
- Steam ユニバースコミュニティグループに参加する
- Steam ハードウェアベータに関する同意書に同意する
- Steam フレンドを10人作る(まだ10人居ない場合)
- Steam コミュニティに公開プロフィールを作成する(未作成の場合)
- Big Pictureモードで、ゲームパッドを使用してゲームをプレイする
なお、Valveは「SteamOS」についても「もうじき、もう少しお話できるようになります」とするほか、「Steam と SteamOS はゲームパッドとも好相性です。入力について、近々お伝えしたい情報があります」と入力機構に関して新たな発表があると予告している。