9月25日(現地時間)、Microsoftは新たなExcelのアドオン「Power Map Preview for Excel」を公開したことを公式ブログ「Excel Blog」で明らかにした。同アドオンは、2013年4月にプレビュー版を公開した「GeoFlow(関連記事」をベースに改善を加えたデータを視覚化するというもの。

サンプルデータを用いた「Power Map Preview for Excel」の実行例

今回のリリースに伴い、基礎技術を開発したMicrosoft ResearchのCurtis Wong(カーティス・ウォン)氏も同研究所の公式ブログで紹介している。既にMicrosoftダウンロードセンターから入手可能だが、利用には「Office Professional Plus 2013」もしくは「Office 365」シリーズが必要となる。また、環境によってはVisual C++ 2012ランタイムライブラリのインストールを求められる。

全米の電力利用の歴史も地図とグラフを交えて視覚化できる

Power Map Preview for Excelをインストールすると、事前に用意したデータのマッピング化により、情報の検出やストーリーの共有を可能にする、とOffice担当プロダクトマーケティングマネージャーのAri Schorr(アリ・スコル)氏は述べている。Power Map Preview for Excelの実行には、1ギガヘルツ以上のCPUと1ギガバイト(64ビット環境は2ギガバイト)以上の物理メモリー、3ギガバイト以上のHDD(ハードディスクドライブ)空き容量が必要。また、DirectX 10以上に対応するビデオカードもシステム要件に含まれている。

起動するには<挿入>タブの<マップ>ボタンをクリック/タップする

公式ブログでは米国の発電所サンプルデータが用意されているので、実際にPower Map Preview for Excel上でデータの視覚化を確認してほしい。なお、実行にはサンプルデータをExcel 2013で開き、<挿入>タブにある<マップ>ボタンをクリック/タップする。