シンガーソングライターのアンジェラ・アキが25日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われた、新番組『亀田音楽専門学校』の取材会に出席した。
同番組は、椎名林檎や平井堅、スピッツなどのプロデュースを手掛ける音楽プロデューサー・亀田誠治が校長となってJ-POPを解説する教養番組。日本のアーティストをゲスト講師として招き、楽曲のイントロやコード、リズムなどの音楽的構造を紐解いていく内容で、10月3日から(毎週木曜 23:25~)Eテレで放送予定。
第1回と第2回でゲスト講師を務めるアンジェラは、椎名林檎に影響を受けたことをきっかけに亀田を意識していたそうで、「業界の宝だと思ってるので、ゲスト講師として呼んで頂いて光栄です」と現在は音楽パートナーでもある亀田との共演を喜び、「音楽をやっている人と楽しんでいる人の両方に、J-POPの魅力を届けたい」と意気込みを。「企業秘密を披露してます。デビュー前に、この番組に巡り合いたかった(笑)」と番組をアピールしたアンジェラは、自身の音楽制作について「ハッピー過ぎても悲し過ぎてもいけない。ヒットの法則もあるけど、感覚のサジ加減が大事」と打ち明けた。
また、校長を務める亀田は「全国津々浦々、J-POPの素晴らしさを言葉で伝えたい。アーティストの実演付きで解説するので、終始楽しめると思う」と自信を持ってPR。数々のアーティストのプロデュースを手掛け、解散した椎名林檎のバンド・東京事変でベースを担当するなどJ-POPのヒット曲に携わってきた亀田は、「僕を形作っているのは、数々のヒット曲。リアルタイムで一緒に生きてきた音楽に影響を受けている」と話し、「日本のアーティストが日本で作っている音楽は、ロックも歌謡曲もアイドルもすべてJ-POPだと思っています。世界中のピュアなエキスを吸い込んだ、世界に誇れる音楽」とJ-POPへの想いを熱く語った。