経営コンサルティングのリンクアンドモチベーションは9月26日、栃木県宇都宮市の宇都宮市立上河内中学校に15名の社員を講師として派遣し「キャリア学習」の授業を行う。
企業向け研修プログラムを元に、中学生のキャリア学習をサポート
キャリア教育学習プログラムは、栃木県宇都宮市が学校教育事業の一貫として実施する社会体験学習「宮っ子チャレンジ」の振り返りの授業として同社が開発したもの。企業向けの研修プログラムを提供してきた同社の経験を活かし、「自ら考え行動する自発性や積極性」、「社会において求められるコミュニケーション力」など、4つの能力と意識の育成を目指した構成となっている。
プログラムの内容は、社会体験をはさんで全5回(前半2回、後半3回)行う「体系的プログラム」と、全5回の授業と社会体験での学びを書き記す教材(チャレンジレポートや映像)を提供する「教材&サポートツール」、同社から若手社員を講師として派遣する「若手社会人派遣」など。全プログラムを通して、社会人や若手社員たちが、子どもたちの学習および先生たちの学習指導をサポートする。
なお、宇都宮市上河内中学校では2013年6月に社会体験の事前学習を行い、9月9日から13日までの5日間、地域の企業での社会体験を実施した。同社社員による授業の後、社会体験を通じて得た学習成果をまとめたものを、11月の「総合学習発表会」で保護者や地域企業へ発表するという。