多くの人が一度は憧れてしまう「お金持ち」。なれないとわかっていても、うらやましいとどこかで思ってしまいがちです。そこで今回は、意外と知られていない「富豪」と呼ばれる人たちの活躍ぶりをみていきましょう。

■日本の富豪トップ10

世界有数の経済誌であるフォーブスでは、長者番付のランキングを公開しています。毎年日本でも話題となっており、2013年には日本の富豪50人が選出されています。

1位 柳井正氏…ユニクロで有名な、ファーストリテイリング 代表取締役会長 兼 社長。推定資産は155億米ドル。

2位 佐治信忠氏…飲料のサントリーホールディングス 代表取締役社長。推定資産は107億米ドル。

3位 孫正義氏…ソフトバンクグループの創業者で、代表取締役社長。推定資産は91億米ドル。

4位 三木谷浩史氏…楽天の創業者で、代表取締役会長 兼 社長。推定資産は64億米ドル。

5位 毒島邦雄氏…パチンコメーカーであるSANKYOの創業者で、名誉会長。推定資産は52億米ドル。

6位 森章氏…不動産業の森トラスト・ホールディングス代表取締役社長。推定資産は50億米ドル。

7位 滝崎武光氏…電気機器の開発と製造販売を行うキーエンスの創業者で、代表取締役会長。推定資産は47億米ドル。

8位 韓昌祐氏…パチンコ店グループ・マルハンの創業者で代表取締役会長。推定資産は34億米ドル。

9位 高原慶一朗氏…ユニ・チャームの創業者、取締役。推定資産は33億米ドル。

10位 伊藤雅俊氏…セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。推定資産は28億米ドル。

■大手企業の創業者や社長が多数

業種こそ様々ですが、いずれも名の知れた企業の創業者や社長であるケースがほとんど。その業界を引っ張っていく実業家として、すぐれた能力を持っていることがわかります。年齢は60代前後が多いもののIT系は若めで、4位の三木谷浩史氏(48歳)をはじめ、15位にグリー創業者である田中良和氏(36歳)、42位にオンラインショッピングサイトのZOZOTOWNで有名なスタートトゥデイの創業者前澤友作氏(37歳)、47位にディー・エヌ・エー創業者の南場智子氏(50歳)などがランクインしています。

■ポイントはBtoCビジネス?

業種や企業を見てみると、その多くがBtoCでビジネス展開を行っているのがわかります。BtoCとは企業対消費者間取り引きのことで、販売店と消費者、製造業者と消費者などが一般的です。特に最近多いのが後者の取り引きで、自社工場を持ちつつ技術開発も積極的に行うことでコストダウンをはかることで、よい製品を世の中に送り出し、業界を代表する大企業にまで成長しているのです。

時代にあったビジネスが展開できれば、富豪の夢を実現させることも可能かもしれません。今後期待の高まる業種は何なのか改めて考えてみるのもいいでしょう。