まるで冷蔵庫な大型ラジエータ
Koolanceの「EXC-800」は、なんと冷却能力が800Wという、超強力な水冷用ラジエータ。通常のラジエータは、ファンによるエアフローで放熱するため、原理的に室温以下に冷却することはできない。だが、このEXC-800は、冷蔵庫のような冷却機構を備えており、室温が高くても、強力に冷却できる。オリオスペックでの価格は159,800円。
ポンプは毎分16リットルの「PMP-500」を内蔵しており、リア側のコネクタに水冷ヘッドを接続すれば利用できる。フロントパネルに有機ELディスプレイがあり、ここで冷却水の温度設定などが可能。温度の指定方法は4種類用意されており、例えば「冷却水の温度を室温よりも5℃低く」といった連動した設定にも対応する。
以前、Thermaltakeから"冷蔵庫PC"こと「Xpressar RCS100」が発売されたことがあったが、EXC-800はこのクーラーをさらに強力にしたものと言えそうだ。消費電力が25℃時に450W、35℃時に650Wとちょっと大きいのが難点だが、通常の水冷に飽き足らないユーザーは、この強制冷却モデルにチャレンジしてみてはどうだろう。
ベガスファンがさらに派手に
Enermaxの「T.B.VEGAS QUAD(UCTVQ12P)」は、LEDを合計48個も搭載したというド派手な12cmファン。LEDは4色(ブルー、レッド、グリーン、ホワイト)あり、5種類の発光パターンが楽しめる。500~1,800rpmのPWMファンだが、スイッチにより、上限を1,200rpmまたは1,500rpmに抑えることも可能だ。価格は3,000円前後。
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