スズキは、フランスのル・マン近郊にあるブガッティ・サーキットで9月21日・22日に行われた『第36回ル・マン24時間耐久レース』の会場において、海外向け二輪車の2014年新モデルとなる大型ツーリングモデル「V-Strom 1000 ABS」と、スクーター「バーグマン125」「バーグマン200」を発表した。
V-Strom 1000 ABSは、2012年10月にドイツのケルンで開催された二輪車の国際見本市『インターモト』に出品したコンセプトモデルの量産車。様々なライダーに、スポーツ・アドベンチャー・ツアラーの醍醐味である汎用性と操る楽しさや、長距離移動の快適性を提供するべく開発されたとのこと。
快適な乗車姿勢と低シート高、軽量・コンパクトな新設計1,037ccV型2気筒エンジン、アルミ製シャーシを採用したほか、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーとABSを装備。同社の二輪車初採用というトラクションコントロールは3段階から選択可能とした。生産は同社の豊川工場で10月より開始し、欧州、北米、大洋州などの地域に順次輸出する計画。
バーグマン125とバーグマン200は、エレガントなデザインに快適な乗車姿勢と使い勝手の良い装備を採用したスクーター。デザイン面では、大型スクーター「バーグマン」シリーズに共通する、二灯ヘッド及びテールライトの意匠を継承し、フロント及びリア周りの鋭いキャラクターラインによってスポーティーさを表現。
装備類では、視認性の高い多機能メーターや、走行時の風圧を軽減するロングスクリーンを採用し、ABS仕様も設定している。生産は、同社のタイ子会社であるタイスズキモーターで9月より開始し、欧州への輸出、タイ国内販売に続き、北米、大洋州など、世界市場向けに順次輸出する計画とのこと。