キヤノンマーケティングジャパンは24日、小型LEDプロジェクタ「LE-5W」シリーズを発表した。本体カラーとして、ブラックとホワイトの2色を用意。10月初旬より順次発売する予定で、価格はオープン、店頭予想価格は60,000円前後の見込み。
キヤノンとしては初めてとなる、B to C向けおよび小型のLEDプロジェクタ。本体サイズはW248×D193×H49.4mmという約B5サイズ、重量は1.6kgと、モバイル使用も視野に入れており、傷が付きにくい表面加工を施しているほか、スライド式レンズカバーを採用した。電源は内蔵タイプだが、バッテリ駆動には対応していない。
LED光源により、約20,000時間という長寿命を実現。輝度は500ルーメンで、電源オンから約4秒で最大輝度となり(クイックスタート)、電源オフも約0.5秒と速い(クイックオフ)。解像度はWXGA相当で、一般的な正方画素ではなく、菱形画素を採用。正方画素と比較して、動画や画像の投影時にモアレが抑えられるという。また、RGBの3LED光源とすることで、広色域と高い色純度を持ち、sRGBに対応する。
映像入力インタフェースは、HDMI、D-Sub、RCAコンポジット、コンポーネント(D-Sub変換)。各種デバイスに応じたケーブルを用いることで、スマートフォンやタブレット、ゲーム機、ビデオカメラなども接続できる。ただしAndroid端末の場合、MHLには対応していない。2.5W+2.5Wのステレオスピーカーも内蔵している。
加えて、SD/SDMCメモリーカードスロット、USBポート(USBメモリ用)、本体内蔵メモリ(1.5GB)を備え、各メディア/内蔵メモリに保存したコンテンツを直接投影できる。対応するファイル形式は、画像がJPEG / BMP、動画がAVI / MKV / TS / DAT / VOB / MPG / MPEG / MOV / MP4、音声がWAV / AAC / OGG、ドキュメントがTXT / PDF(1.0~1.4) / Word(doc/docx) / Excel(xls/xlsx) / PowerPoint(ppt/pptx)。
そのほか主な仕様は、表示素子が0.45型/1チップDLP×1、コントラスト比が3,000:1、ズーム倍率固定、フォーカスが手動、投写距離が0.5m~6.1m、画面サイズが20型~240型(100型の投写距離は2.5m)。補正機能として、縦の自動台形補正を備える。消費電力は標準で130W、エコモードで70W。