人気3Dアニメの続編『怪盗グルーのミニオン危機一発』の初日舞台あいさつが21日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催され、日本語吹替版の声優を務めた笑福亭鶴瓶、芦田愛菜、中島美嘉、中井貴一、宮野真守、須藤祐実、矢島晶子が登壇した。
孤児3姉妹の父親となった怪盗グルーは、謎の黄色い生物・ミニオンたちに助けられながら、子育てに励んでいた。ところがある日、ミニオンたちが何者かに誘拐されてしまい、そこからグルーたちの救出劇が始まる。本国アメリカでは、公開5日間のオープニング興行成績が『トイ・ストーリー3』(2010年)を超え、全米アニメ映画史上歴代No.1の記録を樹立した。
鶴瓶は、クロと白のジャケットで現れ「宣伝の間、ずっとこの衣装を着ています。グルーというよりミニオンみたいでしょ」とお茶目にあいさつ。芦田は「先行上映で、学校の友達が見てくれて、面白かったと言ってくれたのがとてもうれしかったです」と愛くるしい笑顔を見せた。また、『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ役の声優・矢島と、『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役の声優・須藤と初対面できたことに「今日お会いできてうれしかったです」と大喜びの様子だった。
3年ぶりに再タッグを組んだ、怪盗グルー役の鶴瓶と、三女アグネス役の芦田。鶴瓶は芦田について「子役が子役の真似するの、どんだけ難しいか。すごいで」ほめ称えると、芦田は「お芝居と違って、動いたりできないので難しかったです」とコメント。声優に初挑戦した中島は「歌手の時はあまりおしゃべりをしなくて良いので、舞台あいさつなどでは皆さんに色々と助けてもらっています」と恐縮していた。
中井も声優初挑戦だったが「鶴瓶さんがやっているので、出来るかなと思ってお受けしました」と上から目線の発言をし、会場の笑いを取った。鶴瓶は中井に対して「貴一さんとは何十年ものつきあい。いつも年は上なのに、小馬鹿にされる」とすねると、中井は笑いながら「愛情の裏返しです」とたしなめた。鶴瓶は「ファミリーが集まるのはとても楽しい」と終始上機嫌で、すべての登壇者にツッコミを入れ、舞台挨拶を大いに盛り上げた。