モデルの玉城ティナを輩出したことでも知られる、新しいタイプのアイドル発掘・育成を目的としたオーディション「ミスiD(アイドル)2014」の結果が発表され、12歳の青波純(あおなみ じゅん)がグランプリを受賞した。
青波は宮城県出身の12歳で、声優になることを夢見て今回のオーディションに参加した。趣味はイラストを描くことで、特技は黒柳徹子のものまね。笑顔やポージングがぎこちなく、声も小さい。しかし、今後の成長を期待され、見事グランプリの座を射止めた。審査員を務めた玉城は、「静かな外見の内に秘めたものを見つけるのに、時間はかかるかもしれない」としながらも、「玉城とは正反対なこのコの成長を見届けたいなって思いました」とコメント。また、同じく審査員の9nine・佐武宇綺は「一目見たときに、なんだすごいぞっ! 今卵からかえったような少女がいるぞっ! って思いました」とその印象を振り返り、「それほどはかなく純白な感じが彼女から伝わってきました。オーディションで会った時から神推し」と魅力を語っていた。
グランプリ決定後、青波は自身のツイッターを更新。「ファンになって応援してくれたすべての方、ありがとうございました。見守ってくれた審査員の方、仲良くしてくれたミスIDの方ありがとうございました。どう書いていいのか迷いますがわたしが最後までがんばれたのはファンになってくれた人のおかげですそれしかないです」と感謝し、「期待にこたえたいです。これから、声も大きくなりたいし、できることも、増やしていきたいです。がんばるので、見守ってください」と意気込んでいた。
そのほか、惜しくもグランプリは逃したものの、稲村亜美、児山さくら、寺嶋由芙、マチルダ、本宮初芽、レイチェルの6人が準グランプリに相当する「ミスiD2014」に選ばれた。また、並外れた才能と行動力と存在感を示した中村インディア、ひのあゆみ、細川唯の3人に、特別賞となる「明日のアイドルの話をしよう」賞が贈られた。