最近「ほぼほぼ」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。それは「ほぼ完了」という意味なのか、それとも「完了までには、ほど遠い」という意味なのか。「ほぼほぼ」は、ビジネスシーンでどのように使われることが多いのか、マイナビニュース会員にアンケート調査を実施してみました。

Q.「ほぼほぼ」という言葉を使っていますか?

よく使っている 1.9%
使っている 5.0%
あまり使っていない 22.1%
使っていない 71.0%

■使っている人の意見

よく使っている
・「先輩がよく使っている…80%の出来のときに言っている」(26歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「『ほぼ』と『ほぼ』同義で」(33歳男性/通信/事務系専門職)
・「おおまかに大丈夫そうなとき」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「自分の中では決定しているが、一応自信がないため『ほぼほぼ』という表現を使っている」(24歳女性/医薬品・化粧品/技術職)

使っている
・「上司に進捗(しんちょく)状況を聞かれたときに、ほぼほぼできていますと答えます。本当に90%くらいまでできている場合もあるし、50%以下だが、逃げ口上としていう場合もあります」(26歳男性/自動車関連/技術職)
・「大体終わりましたというときに言う」(28歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「断定を避けたいとき」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)

■意味は?

「ほぼほぼ」は「ほぼ」という意味を強めたいときに使う表現です。ただしマイナビニュース会員の方によると「ほぼほぼ」は出来上がりの80~90%以上を指す場合もあれば、50%以下を指して使う場合もあるようです。つまり「ほぼ完了」ともいえるし、そうでないともいえる、どちらの状態も指せる言葉として使われているようです。進捗(しんちょく)説明を不明確にしか話せないときや、ぼかしたいときに使っている人が多いのかもしれません。

ちなみにマイナビニュース会員の中で、「ほぼほぼ」を使う方の割合は6.9%でした。積極的にこの言葉を使っている人は少数派のようです。また「ほぼほぼ」は便利な言葉ですが、誤解を招きやすい一面も持っています。結果いかんで判断が異なってくる重要なシーンでは、「ほぼほぼ」に頼らず状況をしっかり伝えるようにした方がよいかもしれません。

調査時期: 2013年8月26日~2013年8月27日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性215名 女性285名
調査方法: インターネットログイン式アンケート