一般公募の新卒採用第1号の則俊慶太氏 |
横浜 DeNA ベイスターズは、新たな人材の発掘と育成のため、2014年度新卒者を対象に初めて採用の一般公募を実施した。応募者約4,000名の中から選ばれた1名は、来春より正式採用となる。
プロ野球が"新しい人材育成の場"となる?
採用が決まった則俊慶太氏は、高校まで野球部に在籍。大学4年生の1年間米国に留学した際には、学生マネージャーがいないサッカー部に自ら志願して入れてもらいマネージャーを務めたという。今回の採用については、「将来、スポーツの仕事がしたかったので、本当にうれしい」と喜びの声をあげており、「球場を出られる際のお客様の満足度を大切に考えて、仕事をしていきたい。横浜 DeNA ベイスターズで、自分自身もいろいろな経験をして成長していければと思っている」とコメントした。
同社では、今回の一般公募採用のほかにも「プロ野球」を新しい人材育成の場とするため、学生にプロ野球の仕事について知ってもらう取り組みを実施している。
新球団初年度の2012年度からは、インターンとして球団運営に携わる「学生インターンシップ」を導入。これまでにのべ約50名の学生が参加し、集客プロモーションやファンサービスの企画・立案・実施など広範囲にわたって活躍しているという。
また、今年の11月10日には、大学生向けキャリアサポートプログラム「キャリア大学」にて、実践講座「スポーツビジネスマーケティング戦略」を新たに開講。同講座では、プロ野球球団の経営課題の解決に取り組む現場担当者が、参加学生とのグループワークなどを通じ、より具体的で実践的なスポーツビジネスのマーケティング戦略について解説する。なお、プロスポーツチームとして同企画に参画するのは同社が初めてとのこと。