ダイハツ工業のインドネシアの子会社であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は、19日に開催された『インドネシア国際モーターショー』に、世界初公開となる計8台のコンセプトカーと、技術展示「AYLAテクノロジー」を出展した。

今回のモーターショーでは、日本で培った低燃費・低価格なクルマづくりと、あらゆる面で現地化を加速させてきた同社の取り組みをアピール。出展されたコンセプトカーは、「UFC2」「CUV」「D-R Estate」「AYLA GT」「AYLA X-track」「AYLA Luxury」「NC-Y」「NC-Z」の計8台となっている。

「UFC2 Concept」

「CUV Concept」

「D-R Estate Concept」

UFC2は、2012年に出展した「UFC」の進化形となるコンセプトカー。ADMが中心となってデザインし、同社のスモールカー技術を活かして運転しやすいコンパクトなボディサイズながら、7人が十分に乗車できる広い室内と利便性を両立。

CUVは、スポーティな外観とバックドアの上下分割開き、リヤシートアレンジで生まれる空間活用などで、多彩なシーンで活躍するクロスオーバー・ユーティリティ・ビークル。

D-R Estateも、2012年に出展した「D-R」を進化させたコンセプトカーで、エレガントで独創的なスタイリングと素材にこだわった上質なインテリアに、660ccエンジンを搭載し、走りの楽しさと低燃費を両立。

「AYLA GT」

「AYLA X-track」

「AYLA Luxury」

エアロタイプのAYLA GT、オフロードもこなせるAYLA X-track、贅沢な雰囲気のあるAYLA Luxuryは、9月9日にインドネシアのLCGC政策対応モデルとして発売された「アイラ」(AYLA)の可能性を訴求するコンセプトカー。

「NC-Y Concept」

「NC-Z Concept」

NC-YとNC-Zは、アイラよりもコンパクト性を追求するとともに、「ミライース」で実現した低燃費・低価格を受け継いだコンセプトカー。実用的で知的なNC-Yと、躍動的で颯爽としたイメージを付加したNC-Zという、二つの方向性で発展させている。