本田技研工業のインドネシアにおける四輪車生産販売合弁会社であるピー・ティ・ホンダプロスペクトモーターは、19日に開催された『インドネシア国際モーターショー』に、初公開となるアジア市場向けマルチパーパスビークル「モビリオ」のプロトタイプと、インドネシア政府のLCGC政策に適合する「ブリオ・サティヤ」などを出展した。

「モビリオ」プロトタイプ

モビリオは、3列シートで乗車定員7名分という広い室内空間を特長としながら、現地でニーズの高い全長4m40cm以内の駐車スペースに収まるコンパクトサイズのマルチパーパスビークル。SUV並の最低地上高185mmを確保すると同時に、軽快な走行性能を実現するなど、インドネシア国内の道路環境や天候、使い勝手を徹底的に現地調査して開発したモデルとのこと。エンジンは4気筒1.5L i-VTECガソリンエンジンを搭載し、高い走行性能と低燃費を両立する。

「ブリオ・サティヤ」

ブリオ・サティヤは、LCGC政策への適合認定を取得予定のモデルで、1.2L i-VTECガソリンエンジンを搭載し、20km/L以上の低燃費を実現する。そのほか、次世代スーパースポーツモデル「NSXコンセプト」や、インドネシア国内でカテゴリートップとなった「ブリオ」の後継車「ブリオ・スポーツ(1.3L)」などを出展。