日本数学検定協会は9月15日、「数学甲子園2013(第6回全国数学選手権大会)」の決勝を開催。愛知県の東海高等学校「チーム 今でしょ!」が初出場で優勝を飾った。同校は、「今でしょ!」で話題の予備校講師・林 修さんの母校だという。なお、林さんは国語(現代文)の担当。
同大会は全国の中学生・高校生・高専生が団体戦で数学力を競い合うもの。159校291チーム1,206人のなかかから選ばれた30チームが本選に参加し、準々決勝、準決勝、決勝を勝ち抜いたのが東海高等学校だった。
同校は決勝で創作問題のテーマである「無」に対して「コンパスがなく、定規のみで与えられた円に内接する正方形をいかに描くか」という作図問題を作成、チームの総合力で見事、初出場で優勝を果たした。
準優勝は僅差で攻玉社高等学校「数学研究愛好会」チーム(東京都)、敢闘賞は開成高等学校「142nd(ひゃくよんじゅっせかんど)」チーム(東京都)、入賞に灘高等学校「グリーチーム」(兵庫県)、栄光学園高等学校「ζ(1)(ぜーたわん)チーム」(神奈川県)、愛知県立岡崎高等学校「Aチーム」(愛知県)の3チームが選ばれた。
また、準々決勝敗退校から選ばれる特別賞の「林家久蔵賞」には山形県立山形東高等学校「数学部A」チーム(山形県)、「ベストホープ賞」には豊島岡女子学園高等学校「キイロチーム」(東京都)の2チームに贈られたとのことだ。