学研ホールディングスおよび学研教育出版は19日、米Livescribe製「エコー・スマートペン(echo smartpen)」を日本国内で独占販売することを発表した。同製品は、専用ノートを使うことで文字と音声を同時に記録できるペン。11月上旬から発売し、価格は24,000円(税別)より。
エコー・スマートペンは、専用ノートに文字を書きつつ、その場の音声も同時に内蔵メモリへ録音するICT(Information and Communication Technology)機器。書いた文字をタップすると、録音された音声を頭出しして、メモを取ったときの臨場感そのままに再生できる。
専用ノートに書いた文字とペン本体に録音した音声は、USB接続によってPCへ転送し、付属ソフト「Livescribe Desktop」を使って管理・編集することが可能。Livescribe Desktopは、管理ノートから任意のページを選んで、音声付きPDFファイルとして保存したり、Facebookに直接投稿したりする機能を持っているのも特徴。また、日本語OCRソフト「MyScript for Livescribe Desktop」を併用すると、手書き文字をテキストデータに変換し、検索などができるようになる。ソフトウェアの対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.5.5以降。
エコー・スマートペンのラインナップと価格(税別)は、内蔵メモリの容量によって、2GBモデル(24,000円)、4GBモデル(29,000円)、8GBモデル(34,000円)。録音可能時間の目安は、2GBモデルが約200時間、4GBモデルが約400時間、8GBモデルが約800時間。2GBモデルはグリップ部が樹脂製、4GB / 8GBモデルはラバー製グリップとなっている。ペン部分はインクカートリッジ式で、交換が可能。
その他の主な仕様は、CPUがARM 9、表示部が96×18ドットのOLEDディスプレイ、カメラ部が高速赤外線CCD(毎秒75コマ以上)、バッテリがリチウム充電池(取り外し不可)、録音/再生部は本体内蔵モノラルマイク/モノラルスピーカーおよび3.5mm標準マイク/ステレオ・ミニジャック。PCとはmicroUSBケーブルで接続し、本体の充電とデータ転送を行う。本体サイズはW19.7×L158×H11.5mm、重量は36g。
付属品は、A5判スターターノート、microUSBケーブル、専用替え芯、ペン先キャップ×2個(2GBモデルは1個)、MyScript用IDカード、日本語モード選択用・ランゲージカード、マニュアルなど。