『夢と狂気の王国』ポスタービジュアル

国民的アニメーションスタジオ、スタジオジブリの今を描いた映画『夢と狂気の王国』が、11月16日に全国公開されることが決定し、ポスタービジュアルが公開された。

本作は、初監督作品のドキュメンタリー映画『エンディングノート』(2011年)が話題となり、数々の映画賞を受賞した砂田麻美監督の最新作。砂田監督は脚本も手がけ、プロデューサーにはドワンゴ会長でありスタジオジブリにも所属する川上量生氏、音楽に高木正勝氏を迎え、スタジオジブリの"今"を描いているという。なお、製作はドワンゴが担当し、同社初の映画製作となる。

公開されたポスタービジュアルには、スタジオジブリの宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、高畑勲監督の3人が笑顔で石段に腰掛け、笑顔を見せている。背景は絵画のようなタッチでデザインされ、「なごみ荘」という表札が置かれた家の2階には「原発の電気はいりません」といったメッセージも。キャッチコピーは今年7月時点では「誰も知らないジブリ。」だったが、「ジブリにしのび込んだ マミちゃんの冒険。」に変更されている。

映画の詳細は明かされていないが、作品概要には「『風の谷のナウシカ』制作よりはるか以前、今から50年前に高畑と宮崎は出会い、鈴木が合流したのが30数年前。かくも長期に亘り苦楽を共にしてきた彼らの愛憎、そして創作の現場として日本に残された最後の桃源郷"スタジオジブリ"の夢と狂気に満ちた姿とは…」と書かれている。大きな話題となった宮崎監督の引退、11月23日には高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』の公開も控えており、スタジオジブリに大きな注目が集まっている。

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