Googleは9月19日、自社のインスタントメッセンジャーサービスである「Google+ハングアウト」のビデオチャット機能がHD(High Definition)動画に対応したことを、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「Google+」への投稿で明らかにした。HDビデオを実現には、同社が買収し、オープンソースとして公開したビデオコーデック「Open VP8」を採用している。

「Googleビデオハングアウト」を有効にするとHDビデオの有効化が可能になる

HDビデオを送信するには、論理コアが4つ以上のCPUにHD 720p対応のWebカメラ、1.2メガビット/秒(1.5メガビット秒を推奨)が必要。また、HDビデオの受信にも、同等のネットワーク帯域に加え、1,440×900ピクセル以上を動画表示できる環境を必要としている。ネットワーク帯域や状態によって品質を調整する機能も備えているが、通常は初期状態の自動設定で利用可能だ。

HDビデオの品質を調整し、ネットワーク帯域に応じた調整が可能

なお、Googleは以前から独自のインスタントメッセンジャーとして「Googleトーク」を公開していたが、2013年5月に現在のGoogle+ハングアウトに置き換わった。そのためかHDビデオによるビデオチャットを実行するには、プラグインのインストールが必要となり、プラグイン名も「Googleボイス&ビデオハングアウト」と以前の名称が残されている。

ビデオチャットにはプラグインのインストールが必要となる