街には「共通ポイント」の活用の場がいっぱい!

近頃どこでも見かける共通ポイント。「うまく貯(た)められている?」「賢く使えている?」と思うことも多いのでは? もはや知らなきゃ損な共通ポイントのお得な貯め方・使い方を、各社の広報に聞いてみました。

PontaはLoppiを活用せよ!

ローソンなどでポイントを貯めることができるPonta(ポンタ)は、日常シーンで使うのに便利。例えば、ローソンでキリンビール氷結ストロング(税込み価格148円)と、Ponta50ポイントを交換することもできる。Pontaポイントは通常1ポイント=1円なので、148円の商品が50円で買える計算となる。

対象商品は随時変わるので、ホームページや店頭設置の「月刊Ponta」(無料)でチェックを! 全国のローソンに設置されているLoppi(オンライン端末)を通じて、ポイントとLoppiお試し引換券を交換し、お試し引換券をレジで見せれば、商品と交換できる仕組みとなっている。

「中には遊んでいるだけで100ポイントくらい貯める方もいらっしゃいます。100ポイントといえば、1万円の買い物相当です」とロイヤリティマーケティングの広報・寺田愛さんが教えてくれたのが、ゲーミフィケーション型020アプリ“ポンタイム”。ポンタイムは、iPhone、Androidのアプリのこと。アプリ内でバッジを集めると、ポイントが貯まるシステムになっているおり、ゲーム感覚で楽しめる。また、「友だち」登録をすることでバッジの交換ができ、よりバッジを貯めやすくなるという。

現在、提携社の増加に伴い、ポイントが貯まる店も拡大している。9月2日より、全国の大戸屋で利用できるようになったほか、スマートキッチン(食品宅配業。200円(税込み)につき1ポイント)、アパマン(不動産業。毎月契約している部屋に50ポイント加算など)、セガ(アミューズメント施設に来店すればポイント加算など)といったところでもポイントが貯まる。

非日常な体験にTポイントで応募

続いては、Tポイントのおいしい活用方法を調査。忙しくて休暇を計画するのもままならない人は、Tポイントで非日常な体験に応募してみては? 例えば、「ロワジールホテル那覇に泊まる 沖縄2泊3日ペア旅行」や「ジェットスター・ジャパン国内航空券+宿泊/1組2名」といった抽選に50ポイントで応募できる。他にも、「佐賀産和牛ロースステーキ510g+佐賀産和牛ロースすき焼き用300g」といった魅力的な言葉が並び、ホームページを見ているだけで楽しい。

Ponta同様、Tポイントもポイントが貯まるサービスを拡大している。Tポイントの広報・安藤舞さんによれば、「日総工産、メディカルリソースなどで派遣登録をすると、契約期間に応じてTポイントがもらえます」とのこと。ほかにも、食べログで口コミするとTポイントが貯まり、Shufoo!でちらしを閲覧するだけ、アットホームで物件を探すだけでもポイントが貯まるようになっている。「日常のあらゆるシーンで貯めるチャンスがあるので、“Tポイントが関係しているかな?”と常に目を光らせて下さいね」というコメントをいただいた。

楽天スーパーポイントも拡大へ

最後は楽天スーパーポイント。オンライン上のポイントのイメージが強い楽天スーパーポイントですが、楽天カードや楽天エディを使ってレストランやコンビニなどで決裁すれば、リアル店舗でもポイントを貯めることができる。「2014年秋には“Rポイントカード”が登場予定です。Rポイントカードは、リアル店舗で楽天スーパーポイントを貯めるための専用カードで、これによりポイントを貯めることができるリアル店舗の幅がグンと広がる予定です」(楽天の広報、加藤浩利さん)。

ますます広がるポイントサービス。当分の間、目が離せなさそう。

筆者プロフィール : 楢戸 ひかる(ならと ひかる)

1969年生まれ 大手商社勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。家事生活をブログ「家事マニア」にて毎週火曜日に更新中。