パソナキャリアカンパニーは、職種別の平均年収と年代ごとの年収推移を算出し、このほど発表した。同調査は、同社の転職支援サポートを受けた25~59歳の3万9,963人の年収データを元に算出している。
平均年収が高い職種1位は「海外勤務」
まず、25~59歳の全体の平均年収を算出したところ「481万円」となった。平均年収が高い職種は、「海外関連」(610万円)、「企画関連」(599万円)、「金融専門職」(564万円)。一方、平均年収が低い職種は、「秘書・アシスタント」(321万円)、「通訳・翻訳」(356万円)、「店舗管理」(408万円)だった。
年収額の伸びのタイミングは職種によって異なる
年収額の伸び率を見ると、全体では20代後半~30代後半にかけての年収額の伸び率は137.2%、30代後半~40代後半にかけての年収伸び率は129.8%。20代後半から30代後半での10年間の方が、年収が増加する傾向が高いようだ。
20代後半~30代後半にかけて年収額の伸び率が高い職種は「海外関連」、「クリエイター(WEB以外)」、「金融専門職」。30代後半~40代後半にかけては「医薬品・医療機器」、「通訳・翻訳」、「品質管理・生産技術」となっている。職種によって年収がアップするタイミングが異なることが同調査で明らかとなった。