日本時間の19日未明、ついに「iOS 7」が公開された。ここでは、iPhone 4Sを例に、iOS 7へのアップデート方法とその注意点を解説する。
まずは下準備
iOS 6からiOS 7へのアップデートは、最新のiTunes(iOS 7と同時公開されたバージョン11.1)がインストールされたパソコンからUSBケーブル経由で実行するか、iPhoneから直接ワイヤレス(無線LAN経由)で実行する。対応機種はiPhone 4/4S/5、iPad 2、iPad(第3世代以降)、iPad mini、iPod touch(第5世代)。 インターネットに安定して接続できる環境、ワイヤレスアップデートの場合は無線LAN環境も必要になるので、事前に確認しておきたい。デバイスのメモリ容量や通信状況にもよるが、作業には90~120分ほど必要だ。
アップデートを開始するその前に、iOSデバイスの内容をバックアップしておくこと。iOS 7からはアップデートプロセスが変更され、以前のようにバックアップからアプリのデータを読み込むことはなくなったが、なんらかの原因でアップデートが中断され、リカバリモードから作業を再開しなければならないこともある。不測の事態に備え、バックアップ先にはパソコン(iTunes)を選択しよう。
いざアップデート
今回の作業には、iPhone 4Sを利用した。iPhone 4/5など他のiOSデバイスも基本的な作業手順は変わらないはずだが、デバイスによってダウンロードサイズに多少の差があるため、通信環境によっては作業時間が若干異なるかもしれない。
ワイヤレスアップデートが可能な場合、「設定」の右上には通知のバッジが点灯しているはず。それを開いて「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順にタップ、「ダウンロードしてインストール」ボタンをタップしよう。iOSの利用条件を確認したあと、電源を接続せずにアップデートするか警告を受けるので、特別な事情がないかぎりはケーブルをつなぎ、作業を続行する。