マカフィーは19日、2013年第2四半期(4月-6月)の脅威レポートを発表した。SMSを傍受するバンキングマルウェアや不正な出会い系/エンターテインメント系アプリなどが継続的に増えていることを背景に、Androidベースのマルウェアが増加。この四半期で17,000以上のAndroidマルウェアのサンプルがデータベースに追加されたという。
モバイルマルウェア全体の中では、被害者に気付かれずにデータを盗むバックドア型トロイの木馬や、銀行のログイン情報を取得するマルウェアが最大の割合を閉める。
同社の研究チームMcAfee Labsでは、サイバー犯罪者が金銭や機密情報を盗み取るために使用する効果的な手段として、銀行口座のログイン認証情報を含むSMSメッセージを傍受するなどの手段でネットバンキングを狙うマルウェア、存在しない有料サービスに入会登録させる不正なデートアプリ、スパイウェアとして活動するように改変されたデジタル署名付きの正規アプリなどを挙げている。