一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は19日、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2013」のメインステージにて、「日本ゲーム大賞2013」の経済産業大臣賞・年間作品部門の発表授賞式を行った。
日本ゲーム大賞2013は、2012年4月1日から2013年3月31日の期間に日本国内でリリースされた1,300以上の作品を対象に、一般投票および日本ゲーム大賞選考委員で審査を実施。年間を代表するにふさわしい作品を表彰する「年間作品部門」各賞、日本を代表する10名のトップクリエイターがプロの視点で選ぶ「ゲームデザイナーズ大賞」、ゲーム産業の発展に寄与された人物、団体に贈られる「経済産業大臣賞」が選出される。
司会は、今年もタレントの伊集院光と前田美咲が担当。見事大賞に選ばれたのは、2012年11月8日に発売された任天堂の『とびだせ どうぶつの森』(ニンテンドー3DS)。そして、近年の日本の家庭用ゲーム産業の発展に寄与された人物・団体に贈られる「経済産業大臣賞」は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの『パズル&ドラゴンズ』(iOS・Android・Kindle Fire用ゲームアプリ)開発チームが輝いた。
優秀賞に選出された計11タイトルは以下のとおり。
『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』(スパイク・チュンソフト)
『ソウル・サクリファイス』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
『とびだせ どうぶつの森』(任天堂)
『ドラゴンクエストX 目覚めし5つの種族 オンライン』(スクウェア・エニックス)
『New スーパーマリオブラザーズ U』(任天堂)
『バイオハザード6』(カプコン)
『ファンタシースターオンライン2』(セガ)
『ファンタジーライフ』(レベルファイブ)
『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』(スクウェア・エニックス)
『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』(ポケモン)
『ルイージマンション2』(任天堂)
また、グローバル賞は『コール オブ デューティ ブラックオプスII』(Activision / Treyarch)、ベストセールス賞は『とびだせ どうぶつの森』(任天堂)、特別賞は『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)が獲得。そして、これまでにない斬新かつ革新的で創造性豊かな作品をプロのクリエイター自らが選考、表彰するゲームデザイナーズ大賞には『The Unfinished Swan』(Giant Sparrow/販売SCE)が輝いた。
ゲームデザイナーズ大賞の審査委員長を務めたのはゲームクリエイターの桜井政博氏。『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどで知られる桜井氏は、「他の人の作品を評価することは大変おこがましいことだと思っています。しかし、互いに刺激しあうためにも今後もこの賞は必要だと思う」と同賞についてコメント。また、司会を務めた伊集院は「北海道へ仕事へ行った際、駅のホームに2人しかいない学生が『パズル&ドラゴンズ』をプレイしていて『パズドラ』の浸透率に驚いた。パズルゲームというありふれたジャンルもまだまだ可能性を秘めている」と、日々進化を遂げるゲームへの期待を寄せていた。