東芝ライテックは9月19日、E26口金に対応したLED電球「一般電球形『光が広がるタイプ』100W形相当」を発表した。光色は電球色(型番「LDA16L-G/100W」)と昼白色(型番「LDA13N-G/100W」)の2種類。発売は10月21日で、希望小売価格は8,925円。

LED電球「一般電球形『光が広がるタイプ』100W形相当」

新製品は直径60mm×全長119mmという白熱電球に近いスタイルで、白熱電球100W形相当の明るさである全光束1,520lm(ルーメン)を実現したモデル。LDA16L-G/100Wは約230度、LDA13N-G/100Wは約240度の広配光タイプであり、既存の白熱電球用の器具への適合度も高い。今回の100W形相当タイプの発売により、一般電球形「光が広がるタイプ」は40W形~100W形のラインナップが揃うことになった。

消費電力は、LDA16L-G/100Wが15.7Wで、LDA13N-G/100Wは12.9W。効率は、LDA16L-G/100Wが96.8lm/Wで、LDA13N-G/100Wは117.8lm/Wとなっている。

LED電球は、明るくするためには多くの電力を投入する必要がある。しかし、多くの電力を投入すれば発熱も大きくなる。新製品では「トリプルアーチ放熱板」や「ヒート・セパレート方式」などの放熱技術により、小型化と明るさを両立。

トリプルアーチ構造は、LED電球のグローブ部の一部に放熱面を設ける構造だ。一方のヒート・セパレート方式は、電球色モデルのLDA16L-G/100Wに採用されている技術。東芝ライテックの電球色LED電球では、LEDと蛍光体を組み合わせたモジュールを使用することで電球色を発光している。ヒート・セパレート方式は、グローブに蛍光体を混ぜることで、LEDからの発熱と蛍光体からの発熱を分離する構造だ。