東京五輪が「自分の仕事に影響する」は35% -仕事が増える業界は?

人材総合サービス企業のエン・ジャパンはこのほど、「2020年の東京五輪の開催決定」に関するアンケートの結果を公表した。同調査は、同社が運営する転職情報サイト「[en]社会人の転職情報」上で、ユーザー7,000名を対象に、11日から13日にかけて実施した。

東京オリンピック開催の特需に期待

2020年に東京オリンピックが開催されることについて聞いたところ、75%が「賛成」と回答した。就業状況別で見てもほぼ同じ結果となっており、多くの人が開催を心待ちにしているようだとしている。

オリンピック開催決定が、自分の仕事に影響があるかと聞いた。「影響がある」「どちらかというと影響がある」との回答が35%、「影響がない」「どちらかというと影響がない」という回答は48%となった。

注目は「旅行・観光」関連業界

オリンピック開催決定が、自分の仕事にとって何らかの「影響がある」と回答した人のうち、理由として最も多かったのは「仕事が増える」だった。また、「仕事が増える」と回答した人の割合が高い業界は、1位が「旅行・観光関連」。以下「広告・出版・マスコミ関連」、「建築・土木・設備」が続いた。

オリンピック開催決定は、あなたの転職活動に影響があるかと聞いたところ、「影響はない」との回答が7割を超えた。また、「転職に積極的になった」が、 「転職に慎重になった」を上回っていることから、オリンピックの開催決定が転職意向を後押しすることにつながっているようだとしている。

オリンピック開催決定により「転職に積極的になった」と回答した人の理由として挙げられたのは、「いい求人が増えそう」が77%で最多。次いで「五輪に関連する仕事に就きたい」が25%となった。