メルセデス・ベンツ日本は、プレミアムSUV「Mクラス」にレーダーセーフティパッケージをはじめとする安全装備の追加など、装備内容を大幅に充実させて発売した。アルミホイールを大径化したモデルもあり、エクステリアもグレードアップしている。

「ML 350 4MATIC」

「Mクラス」は1998年に初代モデルが登場。スポーティで上質感あふれる内外装と、優れた動力性能、環境適合性を備えたプレミアムSUVとして人気を博している。

今回、「Mクラス」全モデルに、「レーダーセーフティパッケージ」「360°カメラシステム」が標準装備化された。「レーダーセーフティパッケージ」は5つのミリ波レーダーセンサーと1つのカメラによって、前方や左右後方の車両との衝突の危険を感知し、安全運転をサポートする装備。「360°カメラシステム」は、駐車時や狭い道で車両周囲の状況を4つのカメラで撮影し、上空から俯瞰(ふかん)した映像を表示するシステムとなる。

「ML 350ブルーテック 4フォーマティック」は、アルミホイールを従来の18インチから19インチの5ツインスポークに変更。最上級モデルの「ML 63 AMG」には、ボディサイドに乗降性が向上する「ステンレス製ランニングボード」(ラバースタッド付)を標準装備とした。後席にもシートヒーターを追加装備している。

装備の大幅な充実を図りながら、「ML 350 4マチック」の価格は従来より10万円アップの760万円、「ML 350 ブルーテック 4マチック」は据置きの790万円、「ML 63 AMG」は20万円アップの1,510万円。「お買い得感」を高める価格設定となった。