明るく鮮明な映像にビックリ

GP3の明るさは300ルーメンで、コントラスト比は10,000:1。プロジェクタで300ルーメンでは明るさが足りないのではと心配していたが、実際は蛍光灯の下でもまったく問題なかった。もちろん部屋の中は暗いほうが鮮明な映像なので、映像コンテンツを楽しむ場合は照明を落としたほうがいいだろう。筆者は暗くなると眠くなるタチなので、明るい場所でも資料を投写できるGP3は本当にありがたい。関係者のみなさま方にはもれなく使っていただきたいところだ。

1メートルほど離した状態で40インチの投写が可能(写真左)。蛍光灯下でも鮮明に資料を見ることができる。照明を消して暗くすれば、映像の鮮やかさはアップ(写真右)

投写時のサイズは最大100インチと、GP3の本体サイズを考えるとかなりのビッグ画面。この場合に必要な投写距離は約2.49mで、一般的な住宅でも比較的容易に実現できるはずだ。それほど広いスペースがなくても、投写距離が1メートルあれば約40インチで映せる。

2メートルほど離せば80インチの大画面で投写可能だ(写真右)

解像度は1,280×800ドットのWXGAで、720pのHD動画をフルサイズで投写できる。フルHD(1,920×1,080ドット)の映像は画面の一部が切り取られてしまうが、一般的な映像コンテンツを楽しむには十分な画素数と言える。

プロジェクタを利用していると気になるのが動作音だ。コンパクトなプロジェクタほど冷却用のファンがフル回転して騒がしい思いをしがちだが、GP3はエコノミーモードで28dbと、ほとんど気にならないレベル。本体が間近にあればそれなりの動作音は聞こえるが、少し距離を置けば意識することはないはずだ。発熱量の少ないLEDランプを採用していることが、静音性にも貢献している。

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