日産自動車は17日、インドネシアのジャカルタで、ダットサンブランド復活第2弾モデルとなるMPV「GO+」のワールドプレミアを行い、7月15日にインドで初公開された同ブランド第1弾モデルのハッチバック「GO」をインドネシアで発売すると発表した。

ダットサン「GO+」

ダットサンGO+は、インドネシア向けに開発されたMPV。全長3,995mm、全幅1,635mm、全高1,485mmというコンパクトな寸法ながら、多用途で実用的な5ドアの3列シート車で、3列目の座席は格納することも可能。また、2,450mmのホイールベースにより、広い室内空間が確保されている。

1.2リッターエンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載し、燃費と加速性能が良く、混雑した道路でも機敏に走行できるという。車内にはスマートフォンが接続可能なモバイルドッキングステーションを搭載する。

ダットサンは、GO+とGOの2車種をインドネシア市場で発売し、2016年には日産自動車がインドネシアで販売するクルマの最大50%をダットサンブランドにすることを目指している。また、同市場向けのGO+とGOは、ジャカルタの東80kmに位置するプルワカルタにある同社工場で生産する予定。価格は2車種ともに、1億インドネシアルピア以下となる見込み。