9月17日(現地時間)、Microsoftは公式ブログ「Windows for your Business」の記事で、Windows 8.1 EnterpriseのRTM(Release To Manufacturing version:製造工程版)版をMSDN/TechNetで公開したことを明らかにした。
Windows 8.1 Enterpriseは、Windows 8.1 Proではサポートしていないセキュリティ機能やBYOD(Bring Your Own Device)向け機能を搭載し、企業向けモバイル機能として、Wi-FiダイレクトやMiracast(ミラキャスト)無線ディスプレイをネイティブでサポートしている。Windowsコマーシャル担当シニアディレクターのErwin Visser(アーウィン・フィッセル)氏は「Windows XPからの移行先としてのテスト環境として利用してほしい」と記事で述べた。
Windows 8.1 Enterpriseの利用は、MSDN/TechNetの契約に加えて、SA(ソフトウェアアシュアランス)契約もしくはVL(ボリュームライセンス)の契約が必要となる。また、Windows 8.1およびWindows 8.1 Proは当初10月17日の発売日に公開予定だったが、多数のフィードバックを受けて9月10日に公開した。なお、Windows 8.1 Enterpriseの公開が一週間ほど遅れたことについて記事では触れられていない。