毎晩、夜泣きする子どもをフラフラしながらあやしていたら、夫が一言「うるさい、眠れない」。私だって睡眠不足なのに全然協力してくれない夫……あーもう耐えられない!! 今回は、マイナビニュース会員のうち既婚女性200名に、これまで"夫婦の危機"を経験したことがあるか、聞いてみた。
Q."夫婦の危機"、経験ありますか?
はい 24.0%
いいえ 76.0%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)これまでに経験した最大の夫婦の危機はどんなことでしたか?
■嫁姑・親戚関係
・「姑から私に毎日長電話があって私がキレた」(26歳女性/金融・証券/営業職)
・「夫を溺愛する姑に、無理やり離婚させられそうになった」(45歳女性/その他/その他)
・「同居のことでけんかして離婚寸前にまで行きました」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「親類のお葬式のときけんかした」(26歳女性/その他/その他)
・「義理兄にされた嫌がらせを理解してもらえなかったとき」(33歳女性/その他/事務系専門職)
■お金の問題
・「結婚前から夫に借金があることは知っていたが、事前に言われていた金額より実際の金額が多かったこと」(29歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「多額の借金→風俗」(41歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「生活費を毎月7万もらってた専業主婦だったときに、年収1000万の夫に、車検代14万を請求したら、そんな金はない、車を売ってこいと言われたとき、バカらしくてすぐ社会復帰しました……自分はゴルフ、飲み会でタクシー三昧」(38歳女性/金融・証券/営業職)
・「住居購入・住む場所の考え方の違い」(28歳女性/その他/その他)
■子どもをめぐる相違
・「育児でお互いのイライラがMAXになった」(31歳女性/学校・教育関連/営業職)
・「夫が仕事命で子育てをしない、夜子供がうるさいと怒られた」(59歳女性/その他/その他)
・「妊娠中、私の気が立ってる時に、帰りが遅い日が続いた」(28歳女性/生保・損保/秘書・アシスタント職)
・「子供を作るか作らないかで離婚問題に」(31歳女性/その他/その他)
■愛情が変化
・「まさに今……夫が不倫してたことを知り、これからどうするか、考えている所です」(31歳女性/通信/販売職・サービス系)
・「うそから不倫発覚で逆ギレDV」(42歳女性/その他/その他)
・「お互いに無関心になってしまったとき」(36歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「もう好きじゃなくなりそうと伝えた」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
■話が違う
・「新婚生活が始まってすぐに異動になり、別居が決まった」(26歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)
・「絶対にパチンコに行かないと言って、結婚したのに、入籍後に行ったことがわかったとき……入籍したし、離婚はできないしで、まいった」(26歳女性/その他/事務系専門職)
■こんなことでも……
・「残業が多すぎて家がぐちゃぐちゃ」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「記念日が夫の二日酔いできちんと祝えなくて私が激怒したこと」(30歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「10日間連絡が付かない所へ研修へ行った」(28歳女性/食品・飲料/秘書・アシスタント職)
・「エッチするしないで考え方が違ってもめたとき」(32歳女性/その他/その他)
・「いびき、歯ぎしりがひどく、全然寝られないとき」(36歳女性/電機/技術職)
・「茶わんを割りすぎて」(29歳女性/食品・飲料/経営・コンサルタント系)
■壮絶な夫婦ゲンカの様子
・「口論になり『金輪際、ご飯を一切作らなくていい』といわれた」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「木製の引き戸を蹴破った(向こうが)服を引っ張られ土下座させられた」(31歳女性/その他/その他)
・「毎日が危機(笑)」(29歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■総評
"夫婦の危機"を経験したことがある女性は24%。なかなか壮絶なバトルの内容、順に見ていこう。
まずは、お姑さん問題。「姑から毎日長電話」「夫の過去を聞かされた」「毎週末、姑からおいっ子を預けられる」「無理矢理離婚させられそうになった」なんて、非常識きわまりない話だが、現実に起こっているから怖い。この嫁姑問題は、夫がどちらの味方をしているかどうかでも、大きく夫婦仲が変わってくる。3.11の震災時に、自分よりも実家を優先したという夫に、「旦那にとっての家族は、私と赤ちゃんではなく、旦那の実家だと知り」離婚を考えた、というエピソードを語ってくれた女性もいた。非常時に、夫の本音が分かってしまうのは、なかなかキツい。
お金のことも、愛情だけでは乗り越えられなそうな切実な話が多かった。借金は、夫婦間でもトラブルの元凶だ。また、車検費を払ってくれないなど、金払いの悪い夫にキレて離婚を考えた、というエピソードもいくつか見られた。結婚後に大きな病気をしたら「自分の病気なんだから、治療費は自分の貯金から払え」と言われた女性のコメントもあったが、本当にお気の毒だ。
子作りや子育て・教育方針の違いでケンカになるケース、不倫や浮気が原因で関係が冷めてしまうケース、結婚前の約束を結婚後に破られてしまうケースも多かった。ここまで決定的な内容でなくても、「いびきや歯ぎしりで寝不足になった」「茶わんを割りすぎた」なんて小さな日常のストレスでも、大きな夫婦の危機にまで至ることがあるようだ。親しき仲にも礼儀あり、夫婦でも互いを尊重する気持ちは忘れずにいたい。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2013年7月12日~2013年7月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート