ヒルトン東京は9月17日から11月14日まで、「コロンビアン・コーヒー&チョコレートデザートフェア」を1階「マーブルラウンジ」のデザートブッフェにて開催している。17日にはプレス向けの試食会が行われ、ゲストにラテアーティストの澤田洋史氏が登場した。その模様をレポートする。
シェフ・パティシエはコロンビアへ
シェフ・パティシエ坂倉加奈子氏 |
同試食会ではまず、シェフ・パティシエの坂倉加奈子氏がブッフェの説明をした。板倉氏は、7月末にコロンビアに行き、現地のカカオ農園と工場を見学したという。そのときに受けたインスピレーションを今回のデザートに盛り込んだ。エキゾチックフルーツやナッツ、スパイスを散りばめたラインナップとなっている。
ラテアートの披露も
試食会の前に、特別ゲストの澤田洋史氏によるラテアートの実演が披露された。澤田氏は2008年、シアトルで行われた「フリーポア ラテアート ワールドチャンピオンシップ」にてアジア人初、かつ大会歴代最高得点でワールドチャンピオンになった。道具を使わずに、ミルクピッチャーのそそぎのみで絵を描く「フリーポア」という技術を使っている。ラテアートに出会ったのは、シアトル留学中に大学の宿題をするために通っていたカフェだという。今回は会場で3種類のアートを披露した。
自分でそそぐ「ホットチョコレート」も
試食会ではまず、板倉氏がコロンビアでインスピレーションを受けてきたという「コーヒーと胡桃(くるみ)のダックワーズ&チョコレートのパウンドケーキ」をひと口。板倉氏が見学したカカオ農園とコーヒー農園のイメージで作られている。チョコレートとコーヒーの風味がマッチし、ナッツの歯ごたえがアクセントになっていた。
同じくコロンビアでインスピレーションを受けたという「チョコレートのミルフィーユ」にフォークを突き刺すと、サクッと軽いパイ生地の間から口当たりなめらかなチョコレートがあふれてきた。ほんのりコーヒー風味で優しい甘さに仕上がっている。
次に「ジンジャーミルクチョコレートムース」を試食。マンゴーの甘酸っぱさにジンジャーが利いている。チョコレートのしっかりとした甘さが、マンゴーとスパイスの刺激的な味わいとのバランスをとっていた。
「ホットチョコレート」は、その場でチョコレートをそそぎ、好みのスパイスを加えるようになっている。シナモンやナツメグなどが用意されていた。飲んでみると、温かくとろりとなめらかな口当たり。チョコレートの濃厚な甘さとスパイスの刺激が合わさっていた。 グラスに盛られた姿が目立つ「ラズベリーとチョコレートのゼリー」では、生のイチゴやラズベリーの酸味がチョコレートの濃厚な甘さを引き立てている。会場ではデザートのほかに、サンドイッチやスープなども楽しめるようになっていた。
ドリンクには、コーヒー、紅茶(ホット、アイス)に加え、セルフで様々なエスプレッソコーヒーを楽しめるカフェカウンターも用意されている。
どれも、コーヒーによく合うデザートだった。どれもカカオの風味が豊かなことに加えて、スパイスなどのアクセントが効いたデザートも多いので、初めての味に出会うことができるかもしれない。
■詳細
名称:コロンビアン・コーヒー&チョコレートデザートフェア
料金:大人1名4,200円(子供2,750円)
時間:14時30分~18時
場所:ヒルトン東京1階「マーブルラウンジ」(東京都新宿区西新宿6-6-2)