パイオニアは17日、Wi-Fi接続とUSB 3.0接続をサポートした、書き込み対応ポータブルブルーレイディスクドライブ「BDR-WFS05J」を発表した。9月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は25,000円前後の見込み。
ポータブルブルーレイディスクドライブ本体と、ドック(クレードル)で構成。ドライブ本体のインタフェースはUSB 3.0で、ドック部分にIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)を搭載している。ドライブ本体をドックに装着することで、Wi-Fi接続が可能。理論値最大速度は300Mbps、暗号化方式はWEP / WPA / WPA2に対応。
Wi-Fi接続は、アクセスポイントモードとステーションモードに分かれる。アクセスポイントモードは本製品とPCをWi-Fi Directで直結し、高速USB仮想化技術を用いて、擬似的なUSB接続として認識。IEEE802.11nの理論値最大300Mbpsでつながっている場合、実効70Mbps以上のスループットが出るという。
一方のステーションモードは、無線LAN(Wi-Fi)ルータを介して、本製品とPCやWindowsタブレットを接続するモード。両モードとも、CD/DVD/BD再生および書き込みが可能だ。
また、ドック部分のUSBインタフェースはUSB 2.0で、本製品のドライブ部分の代わりにUSBメモリや外付け型HDDを接続すれば、PCやWindowsタブレットからワイヤレスで読み書きできる。
ドライブ部分は、縦置き/横置き可能なスロットローディング方式と、動作音を抑えるアドバンスド静音ファームウェアを採用。オーディオCDの読み取り精度を高める「PURE READ2+(原音再生)」機能を搭載してる。独自のアルゴリズムによって、データの欠落や補間の発生を抑制し、オーディオCD本来の音質で再生できるという。
主なメディアの最大書き込み速度は、BD-R/-R DL/-R(LtH)が6倍速、BD-RE/-RE DLが2倍速、DVD-R/+R/+RWが8倍速、DVD-R DL/-RW/+R DLが6倍速、DVD-RAMが5倍速。
ドライブ部分の本体サイズはW135×D135×H20.3mm、重量は330g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8。ドック部分の本体サイズはW118×D142×H35mm、重量は200g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8。なお、無償のファームウェア更新によって、Mac OS Xにも対応する予定。
付属ソフトは、オリジナル音源集「Sound Material」、CyberLink製の「PowerDVD 10」「PowerDirector 10」「PowerProducer 5」「Power2Go 7 for PURE READ」「InstantBurn 5」「PowerBackup 2」「Medi@Show 6」「LabelPrint 2」と、充実している。