ソニーは9月17日、身体などに取り付けられるデジタルHDビデオカメラレコーダー「アクションカム HDR-AS30V」を発表した。発売は、ウォータープルーフケースと接着式マウントが付属するキット(「HDR-AS30V」)が10月11日で、さらにライブビューリモコン「RM-LVR1」が付属するキット(「HDR-AS30VR」)が12月6日。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はHDR-AS30Vが30,000円前後、HDR-AS30VRが40,000円前後となっている。

「アクションカム HDR-AS30V」

ライブビューリモコン「RM-LVR1」

「アクションカム」は、アタッチメントやベルトを使用することで、頭部や自転車のハンドルなどに取り付けられるデジタルビデオカメラ。新たに最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p(従来は30p)の動画撮影と1,190万画素の高精細な静止画撮影が可能となったほか、GPS搭載により、撮影データに位置情報を付加できるようになった。位置情報を取得してある撮影データは、ソニーが提供するネットワークサービス「PlayMemories Home」と組み合わせてのマップ表示が可能だ。

本体重量は従来モデル「HDR-AS」と同様に90gだが、付属のウォータープルーフケースは、HDR-AS15付属のものから30gの軽量化が行われた。ただし、ライトな用途に用いるユーザーが多いことが想定され、ウォータープルーフケースの防水性能はHDR-AS15付属のものが水深60mまで対応したのに対し、HDR-AS30V付属のケースでは水深5mまでの対応となっている。

HDR-AS15に引き続き、Wi-Fi(無線LAN)接続機能も搭載。AndroidおよびiOS対応のアプリ「PlayMemories Mobile」を使用すれば、スマートフォンやタブレット端末から録画開始・停止などの操作も行える。新たにNFC(近距離無線通信)に対応し、対応するスマートフォンなどをワンタッチでWi-Fi接続できるようになった。なお、撮影した動画は、Wi-Fi経由でSNSやクラウドサービス「PlayMemories Online」などにワイヤレスでアップロードすることができる。

主な仕様は、撮像素子が有効1,190万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサーで、レンズの焦点距離15.3mm(170度時)・21.3mm(120度時、いずれも35mmフィルム換算)、撮影範囲が170度、開放F値がF2.8となっている。手ブレ対策としては、電子式(アクティブイメージエリア方式)の手ブレ補正機能を搭載。動画の記録画素数はの記録形式はMPEG-4 AVC/H.264 MP4。

記録メディアはメモリースティックマイクロ(MARK2)およびmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能。Wi-Fiの対応規格はIEEE802.11b/g/nで、接続インタフェースとしてはHDMI出力とマイクロUSBポートを備える。

本体サイズはW24.5×D82×H47mm(付属バッテリー装着時)、重量が本体のみで65g、付属バッテリー使用時で約90gとなっている。

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