イオンは11月1日より、総合スーパー「イオン」全423店舗でレジ袋の無料配布を中止し、環境に優しいバイオマス素材のレジ袋の有料提供を開始する。
全423店舗でレジ袋の無料配布を中止
同店では、1991年に「買物袋持参運動」を始めて以来、「レジ袋の削減」に取り組んできた。2007年に全国チェーンの小売業として初めてレジ袋の無料配布中止を実施し、現在、レジ袋の無料配布を中止している店舗では、レジ袋辞退率は約80%となっている。
このほど、本州・四国・九州エリアの「イオン」203店舗の食品フロアでのレジ袋無料配布を中止する。既に北海道・沖縄エリアでは無料配布を中止しており、今回の取り組みで「イオン」全423店舗でレジ袋の無料配布を中止することとなる。
レジ袋LL1枚を5円で提供
今回の取り組みは、さらなるCO2の削減と環境保全の取り組み促進を目的に実施するもの。レジ袋を希望する人には、環境負荷の小さいバイオマス素材のレジ袋を有料にて提供。有料レジ袋の収益金は地域の環境保全に取り組む団体に全額寄付し、レジ袋の利用者も環境活動に参加する仕組みになっている。
レジ袋の価格はLL1枚で5円(九州エリアはLL1枚5円、L1枚3円の2種類を提供)。なお、これまで行ってきた買物袋持参による2円引きは中止する。持ち帰り専用かご「マイバスケット」は引き続き販売する。