JR西日本はこのほど、輸送障害発生時の情報提供などに活用するため、京阪神地区の主要駅にタブレット型端末を配備すると発表した。

各列車の走行位置や遅れなどをタブレット端末に表示し、案内に活用する(写真はイメージ)

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の各エリアの主要駅には、SHARP製「AQUOS PAD」約220台を配備。10月1日以降、列車の遅延などが生じた場合に、駅員が端末を操作して各列車の走行位置や遅れを表示し、インターネットに接続して社内外の運行情報を表示するなどして、利用者への案内や説明に活用するという。同様の取組みとしては、通常時の駅利用者への案内業務にタブレット端末を導入しているJR東日本の例がある。

JR西日本では、タブレット端末の使用開始と同時に、「JR西日本列車運行情報」ページにおける京阪神地区の列車運行情報の提供時間も従来の6~24時から拡大し、早朝4時から翌日2時までに。早朝や深夜時間帯の情報提供の充実を図る。