アイドルユニット・SUPER☆GiRLS(以下スパガ)が地上波初の主演を務めているドラマ『超絶☆絶叫ランド』(CBC、TBSほか)が、7月から放送をスタートした(CBC:毎週水曜深夜0:28~、TBS:毎週月曜深夜2:42~)。突然の隕石落下により遊園地に閉じ込められた女の子たちが、正体不明のモンスターに追い詰められ、壮絶なバトルを繰り広げる。スリル満点のストーリーに加え、シャワーシーン、服を破かれるシーン、恐怖におののき絶叫するシーンなど、普段ではお目にかかれないメンバーたちの様子を映し出している。
本作が9月(地域によっては10月)に最終回を迎えるにあたり、メンバーの前島亜美、田中美麗、荒井玲良をインタビュー取材。約1カ月の泊まり込みロケとなった現場の秘話をはじめ、最終回に向けての見どころ、そして、8月に発売した2nd写真集『スパガ!!』の撮影エピソードやまさかの紅白出場宣言(!?)などを語り尽くしてもらった。
――みなさんで出演されるドラマは初めてですが、撮影を終えていかがですか。
前島:最初、ドラマが決まったと聞いてすごく衝撃でした。普段はアイドルをやっている私たちがドラマに、しかも全員そろって! しかも主演。うれしさの倍以上不安や期待があったのですが、撮影がはじまってからはいろんな方に支えられて頑張ることができました。とにかく奇抜なドラマで撮影方法も特殊なんです。アクションシーンなどもありましたので、終わったあとは達成感でした。
荒井:本当に楽しかったですよ。アイドルがアクションをやることはあまりないと思うんですけど、今回は先生に本格的に指導していただきました。ガチすぎてケガもちょこちょこありましたが(笑)。でもそれがすごく楽しかったですし、映像になったらどうなるのかなというのも楽しみの1つでした。
田中:私は…アクションやってないです(笑)。あっ、10話で少しだけやりました。超常現象に詳しくておとなしい役柄だったので、アクションもなければ絶叫することもなく、ほかのメンバーみたいに追いかけられるようなこともありませんでした。中でもこの2人が絶叫したり走り回ったりしてるんですけど…それを遠い目で見てました(笑)。
――役柄とご自身で近い部分はありますか。
田中:ミレイという役は無表情が多いんですけど、もうありのままの自分を演じられたというか変に作らなくてよかったので。2話とかでパーティーのシーンがあったのですが、みんな楽しそうに盛り上がってる中、無表情で耐えました。ボーッとしてる感じで(笑)。
――荒井さんは、時に意地悪でズバッと物事を言う役どころでしたが、普段もそのような感じ…?
荒井:違いますよ。普段は優しい。ね?
前島&田中:……。
荒井:えっ!? ちょっと(笑)。
前島:本当にすばらしい方ですから、役作りが大変そうでした(笑)。
荒井:すべて自分の思っていることが正しいと思うような役なので、その主張の激しさが全面的に出ています。でも、相手を打ち負かすところは演じていて気持ちよかったです(笑)。憎たらしくて性格が悪い女の子なので「何この子!」って思われるかもしれないんですけど、全面的にそれを狙っていったので、そう思っていただけたらうれしいですね。
――前島さんはちょっとドジな役どころでした。
前島:すごく真面目で正義感が強くてみんなのために何かをしたいって思うんですけど、何かが抜けてて。変にすべてにおいて真面目なのは似てるんですけど、すっごく元気なのは…私は直射日光が苦手で(笑)。でも、暑い時はテンション上げて頑張りました。
――1カ月くらいの撮影で、泊まり込みもあったそうですね。
荒井:愛知県の方で撮影をしていて、まさに共同生活でした。同じ部屋で寝泊まりしていて、1カ月という長い期間ずっと一緒にいるというのは、結成してからは初めてだったので、心配もあったんですけど、逆に居心地よかったですね。もちろん撮影で大変な時もありましたけど、みんなも同じくらい大変で疲れているから分かってあげられるし、分かってもらえるし。そういう部分ではお互い助け合ってできたんじゃないかなと思います。
前島:ドラマの中の一共演者として演技のこととかを話したりすると、メンバーの新たな一面が見えたりとか、このドラマをとおして新しい発見があったので、本当に貴重な機会だったと思います。
田中:絆が生まれたと思います。れいちぇる(荒井玲良)も言ったんですけど、お互い朝早くから撮影して待ち時間が長くて疲れることもあったんですけど、それも分かり合えるような感じでした。2、3人ずつで寮みたいなところに泊まったんですけど、帰ると寝てるメンバーもいたりとか(笑)。変に気を使わなくていい空間だったのでいやすかったですし、みんな演じる役が違うので個々に練習して、モンスターのなりかたとか練習していました。1人で出ると不安も大きくなりますが、メンバーがいることで支えにもなりますよね。
前島:ここまでみんなで真剣に台本を読み込んで、キャラクターについて考えたことがなかったので、新鮮でした。ちょっと面白いキャラの子もいたので、普段との違いを楽しみながら撮影していました。
――監督は撮影前から「むちゃくちゃなことをさせる」と豪語していましたが、実際はいかがでしたか?
荒井:予定していなかったことが急に決まったりもしますし、その場で言われてやることも結構あったんですけど、私たちは100%監督を信じているのでそのとおりにやらせていただいて、楽しんでやっていたので特に違和感もありませんでした。
前島:変更になるのはセリフだけではなくて、美術の演出部分もありました。緑の液体を足だけかかる予定が、頭からドーンとかぶるように変わったりだとか(笑)。
――荒井さんは服を破かれるシーンも多かったですね。
荒井:そうですね。破かれるし、追われるし、シャワー浴びるしみたいな(笑)。もう、大変でしたね。シャワーシーンは、ギリギリのラインで止まっているのも見どころだと思います。そこは男性のみなさんに想像していただいて(笑)。でも内容的にはホラーです。シャワーシーンで突然モンスターが現れたりだとか、ホラー要素も残してありますので、ただ単にお色気だけではなくしっかりした内容も組み込まれています。あとはエンディングでメイキングが流れているので、そういうのを見て楽しんでもらえればなと思います。
前島:私は、エンディングを見ると泣いちゃいます。毎回録画して見てるんですけど、毎週泣いているんですよ(笑)。
――その涙は、今回に限ったことですか?
前島:いえ、自分が出ているのを見ると泣いちゃいます(笑)。でも、今回のドラマがいちばん泣いています。なんだか、いろいろ思い出しちゃうんですよね…。1シーンごと別日に撮っていたりするので、一瞬の表情のシーンを見ると「この時こうだった!」とか思い出してボロボロ泣いています。
――田中さんも同じように涙を…?
田中:……(笑)。でも、思い出しながら見てますね。この時、直前まで面白い話してたのに、ここまでよくシリアスに演じられるなとか。裏を知っているので、面白いですよね。……続きを読む。