東京大学は、東京大学本郷キャンパスにて10月10日に公開国際シンポジウム「折れない心を育てるweb研修サービス」(情報理工学系研究科)を開催する。
日英共同開発の認知行動療法
同シンポジウムは、"折れやすい"と言われる若者が、問題に柔軟に対処し、現実にチャレンジしていく"タフな心"を育てるためのWeb研修サービス「ココロ・ストレッチ」の紹介を目的としている。
「ココロ・ストレッチ」とは、英国エクスター大学との共同研究によって誕生した全く新しいタイプのストレスマネジメントの研修プログラム。心理学の認知行動療法第3世代アプローチに基づき、必要に応じてメールによる専門家のサポートも利用できる。
また、Web研修サービスであるため、時間や場所を問わず利用できる。他者や専門家に直接相談するのは避けたい人も気楽に活用が可能。ストレスへの対処法を段階的に学び、問題に柔軟に対処でき、タフな心を習得できるプログラムとなっている。
シンポジウムでは、「ココロ・ストレッチ」の理論的背景を説明し、その具体的内容を説明する。東京大学の濱田総長、エクスター大学のスミス学長も参加。認知行動療法やWeb研修サービスという新たな方法を用い、若者の"折れない心"の支援の方法を幅広く議論する。
開催日時は、10月10日の13時20分~17時。場所は東京大学伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール。参加費用は無料。定員は350名。詳細や参加申込みについては、東京大学公式サイトで案内している。