JR北海道はこのほど、函館本線苗穂駅の移転・橋上駅舎化について、札幌市と工事協定を締結し、工事に着手したと発表した。札幌駅の隣駅である同駅の移転・橋上駅舎化は、札幌市が実施する苗穂駅周辺地区まちづくり事業の一環という。
計画では、現駅より約300m札幌寄りに駅舎を移転。札幌・小樽方面と岩見沢・苫小牧方面各1面ずつ2面のホームを備えた橋上駅舎とする。各ホームにはエレベーター1基とエスカレーター2基(昇降各1基)が設置される。
移転後の駅では、札幌市による自由通路や南北駅前広場の整備が行われることから、駅へのアクセス向上や他交通機関との乗継ぎが改善されるなどの効果が見込まれている。苗穂駅移転・橋上駅舎化工事の事業費は約53億円。2018年の供用開始をめざす。