1つまたは複数の文字を「○」や「□」などの記号で囲む「囲み文字」は、さまざまな日本語文書で利用される。マルの中に数字が入る「丸数字」はその代表格で、箇条書きなどで見かけることが多い。eメールで利用される日本語符号化方式(ISO-2022-JP)では囲み文字の定義がないものの、最近ではUnicodeに対応したメールソフトが一般化しており、文字化けを意識することも少なくなった。

iOSの内部処理はUnicodeで統一されているため、『メモ』などのアプリで入力する文字列はUnicodeだ。Unicodeには膨大な数の文字が定義されているため、囲み文字の数も多い。たとえば、丸数字は1から50まで用意されている。丸数字は1から10まで、それ以降はカッコで代用する、といった不格好な箇条書きをつくらずに済むのだ。

丸数字を入力するには、ソフトウェアキーボード(日本語ローマ字)で「まるすうじ」を入力し変換すればOK。これで、膨大な数の丸数字が表示されるはずだ。1から10までだが、背景を白く抜いた「白抜き丸数字」も変換候補に現れるので、必要に応じて選択しよう。 なお、特に利用頻度が高い1から9までの丸数字は、ソフトウェアキーボード(日本語ローマ字)「1」や「9」を変換すれば入力できる。ローマ数字もこの方法で入力できるので、覚えておいて損のないワザといえるだろう。

操作手順をカンタン解説

1 ソフトウェアキーボード(日本語ローマ字)で「まるすうじ」と入力し変換すれば、1から50までの丸数字が現れる。白抜きの丸数字も、1から10までであれば選択可能だ

2 1から9までの丸数字は、ソフトウェアキーボード(日本語ローマ字)で「1」や「9」を入力し変換すれば、すぐに変換候補に現れる

(提供:iPad iPhone Wire)